最近イヤホンや家庭用コンポなどで、ハイレゾ対応と書かれた製品を見にする機会が多くなりましたね。
しかし、「ハイレゾとは何なのか?」具体的にどういう事なのか、詳しく説明出来る人は少ないと思います。
この記事では、ハイレゾって何?って今更聞けない人や、なんとなくは分かるんだけど・・・。って人に向けて色々調べてまとめてみました。
最近よく聞くハイレゾって何?
ハイレゾとはHight Resolution(ハイレゾリューション)の略です。日本語に直訳すると、「高精細」や「高解像度」って意味になります。
なので、ハイレゾ音源を簡単に言い表すと、超高音質な音源って事ですね。
なので、イヤホンにハイレゾ対応って書いてあると超高音質な音楽が聴けるイヤホンって事になります。
では、「ハイレゾ対応イヤホンは、音楽が高音質になるイヤホンなのか?」って思う方もいますが、それは大きな間違いで、ハイレゾ対応イヤホンは、高音質を鳴らしきる事が出来るイヤホンになります。
そもそもハイレゾ音源ってどれくらい凄いの?
そもそもハイレゾ音源とは、CDクオリティを超えた音源の総称です。
従来のCDの容量は700MB程しかありません。この容量の中にアルバムだと12,13曲で、長さにして60分ほどの音楽を詰め込む必要がある訳です。
単純計算して700MB÷12曲=58.33333MB
1曲あたり四捨五入して約60MB程度に抑える必要があります。その為には、必然的に記憶できない部分が出てきてしまいます。
ハイレゾでは、そのCDで記録出来なかった部分を、聴ける様にした音源の事で、CDの容量と比較すると約6.5倍も容量に違いがあります。また、サンプリング周波数 / 量子化ビット数で表すと、従来のCDでは「44.1kHz/16bit」で記録されていたのに対して、ハイレゾ音源では「192kHz/24bit」で記録しています。
ですので、従来のCD音源に比べてハイレゾ音源は微細な音や高いを記録する事が可能になります。
ハイレゾを聴く為に必要なものは?
ハイレゾ音源を聴く為には、それ相応の機器がどうしても必要になります。
ポータブルプレーヤーの場合
ポータブルプレイヤーならハイレゾに対応した機種が2万円程から購入できます。
iPhoneでハイレゾ対応する場合
iPhone単体ではハイレゾの出力に対応出来ないので、ポータブルヘッドホンアンプ(以下ポタアン)を購入する必要があります。ポタアンは安いもので5,000円程度から、高いもので10万円以上の物もありますが、20,000程度の物が入門には最適です。
Androidでハイレゾ対応する場合
Androidの場合は、iPhoneと違ってハイレゾに対応している機種もあります。例えばSONYのxperiaシリーズや富士通のARROWSシリーズなどです。2014年の夏モデル以降に発売された一般的な国産Androidはほとんどハイレゾに対応しています。(キッズ携帯やらくらくホンなどを除く)
※それにプラスして、ハイレゾ対応のイヤホンとハイレゾ対応音源が必要になります。
ハイレゾ視聴におすすめのイヤホン
インピーダンスが32Ωと、ポタアンなどを追加しないでiPhoneのみで音楽を楽しむ方にぴったりのイヤホンになっており、音質は低音から高音まで、ナチュラルに聞こえバランスも非常に良い。
また、臨場感あふれる解像度も抜群で、このクラスのイヤホンの中ではピカイチです。
さらに、ケーブルにはリモコンとマイクが付いているのもiPhoneユーザーには嬉しいところ。
ダイナミック型ドライバで、ここまで鳴らせるのかと正直驚きました。
ハードロック、ヘビーメタルなどの曲を聴くには、最高クラスだと思います。
デザインもメタルの質感が良く、高級感が漂う。ただし、冬に装着すると冷たいと感じるのが難点。
音源を入手するには?
ハイレゾ音源配信サイト
ハイレゾ音源を入手するには、音楽配信サイトで購入する必要がある。日本国内でハイレゾを配信しているサイトの中で有名なのが、ハイレゾに特化した「e-onkyo music」とソニー子会社の「MORA」です。
※左「e-onkyo music」右「MORA」
お値段は?でもお高いんでしょ?
ハイレゾの楽曲は一曲あたり500円前後で購入出来る。
例えば、朝ドラ「とと姉ちゃん」の主題歌に起用された、宇多田ヒカルの「花束を君に」で見てみると、「MORA」で通常音源版を購入すると税込257円に対して、ハイレゾ対応版は税込514円と2倍の価格差があった。
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