冬の時期にイヤホンを使用していて、静電気を感じる事がありますよね?
気分良く音楽を聴いていても、耳の中がぴりっとしたりしてテンションが下がってしまう事もしばしば。
静電気が原因で故障する事もありえます。
そこで、ここでは簡単にできるイヤホンからのくる静電気の原因と対策方法をご紹介します。
静電気の発生原因
冬の乾燥した季節に、イヤホンからくるビリビリの原因は静電気です。
この静電気ですが、ドアノブを触ったときにバチっとなる静電気は、体に溜まった静電気が放出される為に起きるのですが、それと違って、イヤホンからの静電気は、スマホ等のデバイスに溜まった静電気が放出されます。
スマホに静電気が溜まる要因
スマホなどの電子機器に静電気が溜まるのは、以下のような要因が考えられます。
- 湿度が低く乾燥した環境の時
- 頻繁にポケットから電子機器を出し入れする
- ナイロンなどの合成繊維の服を着ている時
湿度が低く乾燥した環境の時
湿度が低くなると、吸着水分量が減少するために電気伝導性が下がります。
電気伝導性が下がると、電荷漏洩の速度が遅くなるので、静電気が溜まりやすくなり、静電気が発生しやすくなります。
簡単に説明すると、水は電気を通すので、水分があると静電気を放出しやすくなるという事です。
頻繁にポケットから電子機器を出し入れする
頻繁にポケットから電子機器を出し入れすると擦れて静電気が溜まりやすくなります。
小学生の時に下敷きを擦って静電気を発生させて遊んだと思いますが、それと同じメカニズムですね。
ナイロンなどの合成繊維の服を着ている時
ナイロンなどの合成繊維は、綿などの天然繊維に比べて吸湿性が低くなるので、静電気が発生しやすくなります。
これ乾燥した時に静電気が溜まりやすくなるメカニズムと一緒です。
静電気の対策方法
ここでは、静電気が溜まりにくくする為の対策方法を見てきましょう。
基本的には、静電気が溜まる要因を取り除くのが一番効果があります。
- 加湿器を使って乾燥しにくい環境を作る
- 静電気を防止するスプレーを使う
- 綿などの天然繊維を使った服を着る
加湿器を使って乾燥しにくい環境を作る
湿度が低くなると静電気が発生しやすくなるので、加湿器を使って湿度が低くなるのを防ぐの事が静電気対策になります。
また、加湿器以外にもエアコンで湿度を管理したり、ストーブの上にヤカンを置くなども効果があります。
静電気を防止するスプレーを使う
市販の静電気防止スプレーを使う事によって、静電気が溜まるのを防ぐことが出来ます。
静電気防止スプレーは、アルコールを溶かした界面活性剤が入っており、水とくっつきやすい成分が含まれているので、衣服にスプレーする事によって静電気を大気に放出しやすい状態を作ります。
綿などの天然繊維を使った服を着る
吸湿性の高い綿などの天然繊維を使った服を着る事で、静電気が大気に放出されやすくなるので、静電気対策になります。