2016年10月28日にBOSEより発売されたノイズキャンセリング機能付きワイヤレスイヤホン「QuietControl30」をレビューします。
こちらの商品は、ボーズ株式会社さまよりご厚意でお借りしてレビューをしています。
QuietControl30のスペック
- 本体:15.2 cm H x 16.5 cm W x 1.9 cm D(28.4 g)
- ケース:16.5 cm H x 17.1 cm W x 3.6 cm D
- USBケーブル:30.5 cm
- Bluetooth動作範囲:10m
- バッテリー充電時間:約3時間
- 最大駆動時間:10時間
- 付属品:キャリングケース・イヤーチップ(L/M/S)・充電用USBケーブル
ボーズ・オンラインストアより引用
QuietControl30の開封画像
外箱
まずは外箱から開封していきます。
黒の箱を開けると内側には、QC30を着けてイヤホンを聞いてる女性がお出迎え。
開封してすぐにQC30の本体が出てきました。
本体をどけると、下にはキャリングケースが入っています。
付属品
付属されているのは、キャリングケースと充電用のUSBケーブル、イヤホンピース(S/M/Lの3種類)、保証書や説明書など。
付属品の数は少ないですね。必要なものを必要なだけって事でしょうか。
キャリングケース
ヘッドホン入れて持ち運ぶ為のキャリングケースです。
カタログスペックだと16.5cm×17.1cm×3.6cm
ファスナーで開閉出来るようになっており、開けるとこんな感じ。
背面に収納ポケットが付いています。ここにUSBなどを収納できますね。
本体を収納するとこんな感じになります。
重さを測定してみた所、102gでした。
充電用USBケーブル
充電に使うUSBケーブルです。
充電にはUSBに対応したPCかアダプターが必要になります。
USBケーブルの重さは15gでした。
ちなみにiPhone用の充電コネクタを使ってみたら充電できました。
※PCを持ってない人は充電アダプタを購入すると充電出来ます。
イヤーピース
イヤーピースはかなり柔らかい素材で出来ています。
軽く力を加えただけで潰れる柔らかさ。
QuietControl30本体
ここからはQuietControl30の本体を見ていきましょう。
計量してみると63gでした。(箱の重さは除いてあります。)
公式サイトのカタログ値は28.4gとなっており、この数値とは違いますが、カタログの方にはケーブルを除くと書いてあるので、その分だけ重くなっていると思われます。
ハウジングのアップ。
BOSEのログがさりげなく入っています。
ハウジングに付いていたイヤーピースを外してみました。
電源のON/OFFの切り替えはネックバンドの内側にボタンがあります。
ここに充電用USBをさして充電ができます。
QuietControl30を使用しての感想など
QuietControl30は、ネックバンド方式のワイヤレスイヤホンです。
ここではネックバンドの使用感などをを書いていきます。
ネックバンド
ネックバンドは目立たない
私は、QuietControl30が発売した時に購入しようと考えた事がありましたが、どうしてもネックバンドが目立つのが心配で結局、購入をあきらめた事がありました。
ですが、今回お借りして実際に使用してみると、冬服などですと、ネックバンド部分が服に隠れるので、目立つ事はありませんでした。(夏服だと少し目立つかもしれません。)
軽くて長時間使用にたえられる
QuietControl30のネックバンドは少し太いですが、比較的軽量で肩がこったり、疲れるという事はありませんでした。(フル充電で充電がなくなるまで10時間以上連続使用した個人の感想です)
実際に使用していても、ネックバンドを着けているのを忘れるくらいです。
ネックバンドは見た目が硬そうですが、全然そんな事なく、少しの力でバンドが動くので、そこが疲れないポイントなのかもしれません。
冬はネックバンドが冷たい
ネックバンドは、冬に装着すると首筋が冷たくなります。冷たいのは少ししたら気にならなくなりますが、寒い朝につけると少し不快になりますね。
素材のせいなんで、しょうがないのかもしれませんが、ここを改善したらもっと良くなると思いました。
フィット感
QC30のつけ心地を表すと、カナル型のイヤホンとインナーイヤー型のイヤホンの良いとこ取りと言えば伝わりやすいかもしれません。
カナル型ほど、耳穴の奥まで刺す事もなく、羽の様な形状のイヤーチップのおかげで、しっかりフィットするので、インナーイヤー型の様に外れやすくもありません。
私は、基本的にカナル型のイヤホンを長時間つけると、耳が痛くなりやすいのですが、QuietComfort20は長時間使っても耳が痛くなりませんでした。(今回は約10時間以上も連続使用してみました。)
これだけ長時間使っても耳が痛くならないなんて素晴らしい!やはりBoseのイヤホンは着け心地が良いです。
もし私と同じで、カナル型のイヤホンを装着すると、耳が痛くなると悩んでいる人には、是非オススメしたいです。
シチュエーション別のノイズキャンセリング
みなさんが気になっている、ノイズキャンセリング機能ですが、場所によって色々と違いがあると思いますので、幾つかのシチュエーション別で試してみたいと思います。
石油ファンヒーターが効いた部屋
QuietControl30が送られてきて、初めに試聴したのは、石油ファンヒーターがガンガン効いている場所でした。
まずは、ノイズキャンセリングのみをONにして、音楽はOFFの状態で試してみます。
それまでは、石油ファンヒーターのゴーって音がしていたのですが、ノイズキャンセリングをONにした途端、石油ファンヒーターの音がすごく小さくなり、遠くの方で少し音が聞こえるかな?ってくらいになりました。意識しないとまったく気付かないレベルです。一気に音が小さくなるとびっくりしますね。
次は、音楽をONにしてみます。音楽の環境は、iPhone6に音量は1に設定して、音楽はback numberの繋いだ手からをチョイスしました。
音楽をONにすると、音楽が始まった途端、石油ファンヒーターの音はまったくしなくなりました。
普段から、音楽に集中する為についつい音量を上げてしまいがちになりますが、多少うるさい環境でも音量1で問題なく聴けるので、これなら耳にも優しいですね。
喫茶店
今回は、東海地方で有名なコメダというチェーン店の喫茶店で試しました。
店内は、有線がBGMとして流れ、調理音や周りのお客さんのしゃべり声がする、お世辞にも静かな空間とは言えない状況でした。客入りは8割程度で、混んでいました。
この様な状況でQuietControl30を使用して、使用感をレポートしていきます。
まずは、ノイズキャンセリングのみをオンにして試してみると、調理音はグッと小さくなり、BGMとしゃべり声は少し遠くから聞こえる様になりました。
続いて、音楽をオンにしてみます。
この時の環境はiPhone6にbacknumberの青い春をチョイスしました。とりあえず、どれだけ音量をあげれば周りの音が聞こえなくなるかを試してみた所、音量を3まで上げると店内の音が一切しなくなりました。
ちなみに、音量2だとしゃべり声とBGMが少し気になります。
喫茶店などで勉強する人も多いと思いますが、周りの声が気になって集中出来ないって方も多いと思います。そんな時にqc30を使えば、集中して勉強できるのでオススメですね。
パチンコ店
普段から大きな音が鳴っており、騒音がすごいパチンコ店でも試してきました。(ゲームセンターとかでも同じような感じだと思います。)
試した機種はバジリスク絆。今でも大人気の機種ですね。
今回ためした店では、バジリスク絆の音量調整機能は使えない様に設定されているので、かなりの爆音です。普通に遊戯していると耳が痛くなる様な状態だと思います。
QuietControl30のノイズキャンセリングを使うと、うるさかった遊戯音がスッと軽減されます。周りの騒音が少なくなり、自分の台の音聞こえるので、遊戯に集中しやすくなるでしょう。
残念ながら、遊戯音が全くしなくなるという事はありませんでした。
ただ、すごいなって思ったのが、騒音がすごいパチンコ店でも普通にyoutubeなどの動画を視聴でき、問題なく聞き取る事ができた事です。(音量はiphoneで5に設定)
今までノイズキャンセリング機能が付いていないイヤホンで試してみた事がありましたが、騒音が凄くて音量を相当上げてなんとか聞き取る事ができるかなって状態でした。
音量を上げ過ぎると耳に負担が掛かりますし、ドラマなどを見ても何喋ってる聞き取れない事も多くて諦めていたのですが、QuietControl30なら遊戯しながらでも問題なく視聴できます。
また、ノイズキャンセリングとは関係ないですが、QuietControl30はワイヤレスなので、スマホやプレーヤーを少し離れた場所に置いておけるのも、便利だと感じました。
最近のスマホは大きくなってきているので、ポケットの中に入れっぱなしだと収まりが悪く、台の上や台の横に置く人も多いですよね?そんな時、イヤホンコードが邪魔になるのですが、QuietControl30だとその煩わしさがないので、良かったですね。