オーディオテクニカから2016年17日に発売されたSound Realityシリーズ「ATH-CKR100」をレビューします。
こちらのイヤホンは、オーディオテクニカ様のご好意でお借りしてレビューしています。
同シリーズの「ATH-CKR70」と「ATH-CKR90」のレビューもどうぞ。
ATH-CKR100のスペック
- 型式:ダイナミック型
- ドライバー:φ13mm×2
- 出力音圧レベル:110dB/mW
- 再生周波数帯域:5~45,000Hz
- 最大入力:200mW
- インピーダンス:12Ω
- 入力端子:A2DCコネクタージャック
- プラグ:φ3.5mm金メッキステレオミニプラグ(L型)
- 質量(コード除く):約14g
- 付属品:着脱コード(1.2m /φ3.5mm金メッキステレオミニプラグ/L型)、ケース、イヤピース(XS,S,M,L)
ATH-CKR100のの開封画像
外箱
早速外箱の中身を取り出してみます。中には黒色の箱が1つ入っていました。
黒箱は玉手箱の様に上から開く形状になっていました。
中を開くと革製の高級そうなイヤホンケースとイヤホンの本体が収められています。
イヤホン本体
ハウジングは高剛性チタンニウムハウジングを採用。ハウジングにある銅色の輪っかは、アルミニウムスタビライザーで不要共振を抑える働きがあるそうです。
ケーブルとハウジングは着脱式になっており、リケーブルが可能。
端子は、A2DCコネクタージャックというオーディオテクニカの独自規格です。
ATH-CKR100を計量
ハウジングなどを計量してみました。結果は以下のとおりです。
- ハウジング・右:7g
- ハウジング・左:7g
- ハウジング・両方:14g
- ケーブルのみ:12g
- ケーブル+ハウジング:26g
プレーヤー側ジャック
ケーブルのイヤホン側ジャックです。φ3.5mm金メッキステレオミニプラグを採用しており、L字が採用されています。
ジャック自体は、しっかりした作りになっており、高級感があります。
付属品
イヤーピース
付属品のイヤーピースはXS,S,M,Lの4種類。色はスケルトンブラックです。
ポーチ
付属品のポーチは革張りで、かなりの高級感があります。
ポーチ自体は少し柔らかいプラスチックの様な素材で、耐久性がありそうです。
ポーチをあれこれ測ってみました。
大まかですが、横10.5cm×縦7.5cm×深さ5cm
重さは38gでした。
ATH-CKR100のレビュー
13mmのダイナミックドライバーを二基搭載し、ハイレゾ音源に対応したオーディオテクニカのATH-CKR100。価格は税込で4万を超える位の高級に分類されるイヤホンです。
音場が広く高解像度
イヤホンを装着して、音楽の再生が始まった瞬間にはっとする感覚。イヤホンを評価する時に、良く音場が広い等と評価をする事がありますが、ATH-CKR100はまさしくそれで、左右だけではなく、前後左右、様々な方向から音楽が浴びせられる感覚が、素晴らしく心地良いです。音の粒が非常にはっきりしていて、定位や分離は非常に正確です。
低音域は主張しすぎないが、ボヤけた感じのない、とてもキレの良い音がします。ロックを聴くとドラムの音が心地良いです。ドラムの音が1音1音、しっかりと聞き取れる感覚と言えば伝わりますかね?音の粒がしっかりしていて素晴らしいです。
高音域は解像度が高く、細かい音までしっかり聞き取る事ができます。特に、ハイレゾ音源を試聴すると解像度の高さに驚かされます。
ボーカルは、近すぎる事も、遠すぎる事もない、丁度良いところ、違和感のない所で鳴ってくれます。音質自体はとてもクリアで、聴きやすい印象です。
全体的には、高音よりのフラットな音質です。とてもバランスが良く、聴きやすい。オールジャンルに対応できるイヤホンです。
高級感あるポーチ
付属のポーチは見た目が革製で高級感があり、流石高級モデルといったところ。ただ、若干サイズが大きめで、かさばるのが難点。もう少し薄さがあると尚良かった。
リケーブル対応
高級モデルには、今や当然となった、コードとハウジングが取り外し可能なリケーブル仕様。もちろんATH-CKR100でも、リケーブル仕様になっているが、端子がオーディオテクニカの独自モデルである、A2DCコネクタージャックを採用している。今後出てくるケーブル次第で、さらに評価が上がる可能性がありそうですね。