SoundPEATS社のスポーツ仕様Bluetoothイヤホン「Q11」についてレビューします。
「Q11」のセット内容
- SoundPEATS Q11 Bluetooth ワイヤレスイヤホン本体
- キャリングポーチ
- USB充電ケーブル
- 密閉型イヤーピース 3サイズ(S/M/L)※Mが初期装着
- 半密閉型イヤーピース 2サイズ(S/M)
- 結束用パーツ
- クランプ(留め具/クリップ)
- ユーザーガイド
amazonより引用
「Q11」を購入した動機
私は以前からイヤホン使用時等に「コードがある」「コードに度々引っかかる」「コードが他のコード類と絡まる」ということに鬱陶しさを感じており、
コードレスorほぼコードレスのBluetooth対応イヤホンを欲しいと思うようになっていました。
しかし買う機会もなかなか無く、機種や値段にも悩み、更に所持スマホの老朽化などもあり、
結局買わないままになっていました。
今年2月にスマホを買い換えたのですが、その時点ではBluetoothイヤホンのことなど忘れていました。
しかし、購入した機種が音楽再生に力を入れており、当然Bluetoothも搭載・・・
そこへ、ある日なんとなく見たAmazonのタイムセールで偶然、このQ11を発見しました。
当時の参考価格8,999円、通常価格5,399円・・・ですがタイムセールにより2,999円になっていたのです!
少し詳細を見たあと、私は思わず即カートに入れてそのまま買ってしまいました。
「Q11」の良いところ
Q11を使用して良かったと感じたところについてです。
音質について
まず音質ですが、勿論同価格帯やそれより上の価格帯の有線イヤホンには見劣りしますが、
この価格にしては十分と言えると思います。1,000円程度のイヤホンと比較すると上でしょう。
バッテリーについて
次に無線製品全般で気になるバッテリーについてですが、約2時間の充電で約5時間使えます。
効率悪いように聞こえるかもしれませんが、ちょっとした時に充電しておけば結構長い間使えるな、と体感しました。
ちなみに充電は右側にあるMicroUSB端子で行います。Androidスマホをお持ちの方でしたらそのまま流用できますが、
短いMicroUSBケーブルが付属されていて親切に感じました。
電源を入れると「Power on」、電源を切ると「Power off」、バッテリー残量が少なくなると「Battery low」と音声で教えてくれます。
更に充電中は、バッテリー残量が少ない時は右側MicroUSB端子の反対側の小さなLEDが赤、十分に残量がある時は青に光って知らせてくれます。
個人的にはこの2点は親切に感じました。ですが電源LEDとして常に点灯させておいてもらえると一段と便利だったように思えます。
Bluetoothについて
次に、この製品はBluetooth対応機器から約10mの距離でまで使用できます。
私は1Kのマンションに住んでいるのですが、部屋にスマホを置いたままトイレ、洗面所、キッチン・・・家じゅうのあらゆる所で快適に音楽を聴けています。
ある意味、この点が私にとってのこの製品の一番の利点だったかもしれません。
「Q11」の悪いところや改善して欲しいところ
Q11を使用してみて悪かったところ、改善してほしいと感じたところについてです。
音質について
まず、音質は確かにこの価格にしては十分だと思います。
しかし、定価だったら買うか・・・?と言われると、きっと買わないでしょう。
音にこだわりのある方ならわかると思いますが、有線の同価格帯イヤホンと比較してやはり見劣りします。
audio-technica社のATH-CKN70との比較
使用中の有線イヤホン(audio-technica社のATH-CKN70、昨年4000円台で購入)と比較して、
音が全体的に曇っているような、立体感に欠ける印象を受けました。
上記のATH-CKN70でよく聞こえていたシャリシャリしたような音も殆ど聞こえず、その点は残念でした。
商品説明に「適度に低音域高温域を落としてある」とあるのですが、落とし過ぎな気がします。
装着感について
次に、イヤホンの装着に関してですが、個人的にはちょっと装着しづらいと感じました。
装着時に耳にかけるフックが外れやすい感じです、しかし装着後は安定します。
そして地味に困っているのが、横になっている時に横を向くとイヤーピースの穴が塞がるのか、片方が全然聞こえなくなることです。
これは左右どちらを向いていても同じです、もしかするとイヤーピースをそこそこ穴が大きい物に付け替えられれば、これは解決するかもしれません。
リモコンについて
この製品には電源ボタンの両隣に音量調節/トラック送り戻しボタンがついていますが、これが非常に使いづらいです。
+と-の違いが少し触っただけじゃわかりませんし、装着形式上そのボタンは首の後ろのあたりにあるはずなので尚更です。
勿論、電話や通話の際にも使用できますが、電源入れて接続したままだとスマホの受話部からは相手の声が聞こえないので要注意です。
「Q11」レビューのまとめ
まとめますと、このQ11は私が購入した価格(2,999円)でしたら大多数の人が「買い」だと感じるでしょう。私も即買いました。
定価(8,999円)でしたら私は買わないでしょうし、少し割に合わないと思いますが、現在(5月12日)Amazonで4,999円ですので
相変わらずお手頃感はありますし、無線ということを考えれば現在でも使用スタイルによっては「買い」だと思います。
ただ音は好みが分かれますので、シャリシャリした音が好きな方や曇った感じが嫌いな方には向かないでしょう。
「そこそこの音質で、煩わしいコードのないイヤホンを使って家じゅういろいろな場所、あるいはスマホをバッグに入れたまま外で音楽を聴きたい」
「とにかくイヤホンのコードが鬱陶しい!音楽鑑賞も電話通話も無線でやりたい!」
という方に最も向いているのではないでしょうか。