ヘッドホンレビュー

「QuietComfort35」Boseのノイズキャンセリング ワイヤレスヘッドホンをレビューしました

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ボーズより2016年6月26日に税込39,960円で発売された、ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン「QuietComfort35」をレビューします。

こちらのヘッドホンはボーズ株式会社様よりご好意でお借りしました。ありがとうございます。

「QuietComfort 35 wireless headphones」の詳細については公式サイトをどうぞ

BOSE

QuietComfort 35 はどの様な特徴を持ったヘッドホンなのか?

QuietComfort 35 wireless headphones(QC35)は、2016年6月26日に価格37,000円 (税込39,960円)と4万円を切る価格で、ボーズから発売されたヘッドホンです。
このヘッドホンの特徴としては2つありまして、ボーズが得意としているノイズキャンセリング機能、そしてBluetooth接続によるワイヤレス機能を有している所です。
今では、ノイズキャンセリングとワイヤレス機能の付いたヘッドホンが各社から発売されていて、「ソニーのMDR-100ABN」や「DENONのAH-GC20」などが有名です。
そして2016年6月にBoseから満を持して登場したのがQC35になります。

QuietComfort35の開封画像

外箱

qc35

QuietComfort35外箱正面

QuietComfort35外箱の裏

QuietComfort35外箱の裏

QuietComfort35の中身

QuietComfort35の中身

箱を開くと中にはポーチと説明書のが入っています。

QuietComfort35のポーチの中身

QuietComfort35のポーチの中身

ポーチの中には1.2mの有線接続用φ3.5mmのケーブルと0.3mの充電用マイクロUSBケーブル、そして機内用アダプタの三点の付属品とヘッドホンの本体が入っていました。

付属品

QuietComfort35の機内用アダプタ

QuietComfort35の機内用アダプタ

QuietComfort35の機内用アダプタ

QuietComfort35の機内用アダプタ

QuietComfort35の機内用アダプタ

QuietComfort35の機内用アダプタ

QuietComfort35の機内用アダプタを計量

QuietComfort35の機内用アダプタを計量

実測値で7gでした。機内用アダプタは飛行機の機内で提供される映画などを楽しむ為に使用します。これがあれば、飛行機内でQuietComfort35を使って映画や音楽を楽しむ事が出来ますね。しかも機内は騒音が強い場所ですから、QuietComfort35のノイズキャンセリング機能を発揮する事でしょう。

QuietComfort35の充電用マイクロUSBケーブル

QuietComfort35の充電用マイクロUSBケーブル

QuietComfort35の充電用マイクロUSBケーブルを計量

QuietComfort35の充電用マイクロUSBケーブルを計量

 

充電用マイクロUSBは16gでした。長さは0.3mと短いです。
マイクロUSBケーブルなので、充電時はPCと繋げる事になると思うのですが、ケーブルが短いので取り回しが面倒です。
私の場合iMacの21インチを使用していますが、USBポートは画面後ろについているので、充電の度に画面の後ろを覗き込んで接続して・・・。さらに充電中は、ヘッドホンをUSBポートのすぐ近くにしか置けないので、周りの物をどけなくちゃ充電できない。
短いので携帯性には優れているけど、せめて1mは欲しかったです。

QuietComfort35の充電中

QuietComfort35の充電中

QuietComfort35の充電完了

QuietComfort35の充電完了

充電はヘッドホンにマイクロUSBをさして行います。充電中はオレンジ色に点滅し、充電が完了して緑色に点灯して知らせてくれます。

QuietComfort35の有線接続用ケーブル

QuietComfort35の有線接続用ケーブル

長さは1.3mでφ3.5mmのストレート形状の端子。

QuietComfort35の有線接続用ケーブルを計量

QuietComfort35の有線接続用ケーブルを計量

実測値で7gです。ケーブルにはリモコンやマイクは付いていません。

QuietComfort35のポーチ

QuietComfort35のポーチ

QuietComfort35のポーチの中です。ポーチの蓋の部分にポケットが一つと、底には機内用アダプタが収まる様になっている収納スペースがあります。

QuietComfort35のポーチ

QuietComfort35のポーチ

機内用アダプタを外すとこんな感じです。

QuietComfort35のポーチの計量

QuietComfort35のポーチの計量

ポーチのみ重さは185gです。(付属品やヘッドホンなど全て外した状態)

ポーチ自体はセミハードケースです。ポーチを指でトントンと叩くとコンコンと音がし、プラスチックの様に硬い訳ではなく、軽い力で曲がりますが、強度は十分。衝撃をキチンと吸収してくれそうな素材です。

ヘッドホン本体

QuietComfort35にはブラックとシルバーの2種類のカラーがラインナップされています。

今回はシルバーのヘッドホンをお借りしました。なかなか高級感の漂う質感です。

QuietComfort35

QuietComfort35

QuietComfort35

QuietComfort35

QuietComfort35

QuietComfort35

QuietComfort35

QuietComfort35

QuietComfort35

QuietComfort35

QuietComfort35

QuietComfort35

QuietComfort35のバンド部分です。こちらでバンドの長さを調整します。

QuietComfort35のバンド部分

QuietComfort35のバンド部分

QuietComfort35のバンド部分

QuietComfort35のバンド部分

QuietComfort35の計量

QuietComfort35の計量

QuietComfort35本体を計量した結果、重さは234gでした。カタログスペックだと240gになってますから大分軽いですね。測り方がまずいのか・・・。

QuietComfort35とアルバムとiPhone5sとの比較

QuietComfort35とアルバムとiPhone5sとの比較

QuietComfort35とアルバムとiPhone5sとの比較

QuietComfort35とアルバムとiPhone5sとの比較

CDアルバムとiPhone5sなどと並べて大きさを比べてみました。

QuietComfort35をポーチに入れた時の重さ

QuietComfort35をポーチに入れた時の重さ

付属のケーブルや機内用アダプタも入れて測りました。453gです。

ノイズキャンセリングの検証

QC35の一番の売りでもあるノイズキャンセリング機能。今回はあらゆるシチュエーションでノイズキャンセリング機能を使いレビューします。

家の中

まずはレビュー時の家の中の状況から説明します。レビューをした季節は夏なので、外ではひぐらしの鳴く音がしており、家の前は車の通行もたまにある状態でした。そして、家の中では扇風機を中風で掛けて、PCが一台稼働中、隣の部屋でテレビの音も聞こえている状態です。
まず初めに、音量をOFFにしてノイズキャンセリングのみONにした状態でのレビューです。この状態だと、ひぐらしの鳴く音は若干抑えられましたが、未だ健在です。そして車の音はかなり軽減された印象です。扇風機の音は一切気にならなくなり、隣の部屋からのテレビの音も大分ボリュームが小さくなりました。
次に音楽を流してレビューします。QC35はiphone6に接続しており、ミスチルの終わりなき旅を試聴しました。音量は3(iphone6は最大音量が16なのでかなり小さい音だと分かりますね。)で試聴してみましたが、ひぐらしの音や車の音などまったく気にならなくなり、扇風機やテレビの音に至っては一切聞こえなくなりました。これすごいですね。音量が小さいのにこの没入感。

パチンコ屋・スロット屋

QC35をお借りした時に、ぜひ試してみたい場所がありました。そう、そこはパチスロ屋。最近のパチスロ機やパチンコ機は、本当にうるさくて遊戯時は耳栓が必須です。私の感覚ですが、遊戯中のお客さんの2・3割の人が耳栓かイヤホンかヘッドホンを着用しています。だから需要があると思うんですよね。
なのでパチンコ屋に行って5時間程遊戯してきたのでレビューしてみます。

正直に言いまして、QC35を着用してパチンコ屋に入っても周りが無音になるという事はありませんでした。ものすごく期待していたので残念。
まず、QC35のノイズキャンセリングを使用していると、気にならなくなる音と、軽減される音が出てきます。気にならなくなる音は、パチンコ球が擦れる音や、ゴーッという音。パチンコ屋に入ると一番初めに感じる音です。そして、軽減される音は遊戯中の台から発生する音楽です。こちらは軽減されるけど音はキチンと聞こえるので台を楽しむには良いかもしれません。

パチンコ屋で音楽を試聴してみる

パチンコ屋で音楽を試聴してみる場合ですが、また今回もミスチルにiphone6の組み合わせで試聴してみました。家の中編で十分だった音量を6にまで上げるとパチンコを遊戯中に音楽を楽しめました。それだけ周りの騒音がするという事ですね。実は、BoseのSoundTrue around-ear headphones IIをパチンコ屋で使ってみた事があったのですが、その時は音量を12,3まで上げてやっと聞こえるという感じでした。もちろんヘッドホンが違うので音量の数字がそのまま同じになる訳ではありませんが。それと比べると周りの騒音がカットされているのが分かります。

パチンコ屋で動画を楽しむ

普段はパチンコ中に動画を見たりしないのですが、若い子たちがパチンコを打ちながら動画を見ている所をよく目撃していたので、私も試してみました。初めは音量6では声が聞き取れず、音量を8に設定したらなんとか聞き取れるという結果になりました。ノイズキャンセリングのヘッドホンでこれですから、通常のイヤホンやヘッドホンで動画を見ている人達はどれだけ大音量にしているんですかね?難聴なならないかちょっと心配になっちゃいます。ちなみにこの時に視聴した動画はヴァイキングという海外ドラマです。

電車内

電車内でもQC35を使用してノイズキャンセリング機能を試してきました。この時の車内の状況は満員電車ではなく、5、6人がポツポツと座席に座っている様な状況で、時刻は平日の14:00頃です。この状況でQuietComfort35を使用すると、かなりのノイズが除去されているのが感じられます。電車の走行中は、風切り音など一定で低めの音がゴーっと聞こえるのですが、そのような音に強いらしく、ノイズキャンセリング機能で強力に除去してくれます。ただし、車内アナウンスや人のしゃべり声など突発的な音には弱いのか、あまり軽減されませんでした。まーそれも、音量を少し大きめにすれば気にならなくなるレベルですけどね。

喫茶店

喫茶店でもQC35を使用してノイズキャンセリング機能を試してきました。喫茶店内はジャズがBGMとして掛かっており、客入りは八割程度。空調の音や調理の音などが聞こえるような状況です。この状況でQC35を使用すると、空調や調理音などの騒音がかなりのレベルで小さくなりました。そしてBGMは若干ボリュームが小さくなる程度に感じます。音楽の音量を4まで上げると、周りの音やBGMが聞こえなくなり、かなりの没入感を得られますね。

図書館

図書館や自習室など、かなり静かな場所で作業する事が、学生さんには多いと思いますが、(私も学生の頃は自習室で良く勉強していました。)この時に周りの筆記具の音や貧乏ゆすりなど、すごく気になり神経質になる事ってありますよね?そんな時に、QC35があれば自習がすごく捗るんじゃないかと思い、実際に図書室で試してきました。
場所は図書館の自習室で、休日の昼間という事もあり、学生さんやサラリーマン風の方が大勢いて、皆さん自習していました。自習室の中では話し声は皆無で、筆記具の音とたまに咳が聞こえる位のかなり静かな状況です。
この状況でQC35をiPhone6に接続して、ミスチルのアルバムを試聴しながら作業してみました。この時、自習室なので周りに音漏れするのを気にして音量は2の状態と、かなり小さめにして聞いていましたが、音量は十分で周りの雑音が一切気にならなくなり、ものすごく作業に集中できました。それだけノイズキャンセリングが強力に効いているという事ですね。
さらにノイズキャンセリング機能だけじゃなく、ワイヤレスヘッドホンなので自習中にコードが邪魔にならないのもかなり良かったですね。

図書館や自習室でQC35を使うのはかなりオススメ出来ます。ワイヤレスなのでコードが邪魔にならず、ポータブルプレーヤやスマホを鞄にしまったまま使え、強力なノイズキャンセリング機能で筆記具の音など雑音が消えて自習が捗る事、間違いなしです!

QuietComfort35のレビュー

アプリなどでの音ズレはするのか?

ワイヤレスのヘッドホンやイヤホンなどで、スマホのゲームをすると音がずれるという事がたまにあるので、QC35でも試してみました。この時に使用したのはiPhone6です。まずは今ものすごく流行しているスマホゲームアプリ「ポケモンGO」で試してみました。うんうん。「ポケモンGO」は音ズレなして遊べますね。
次に試したのは、コロプラから出ている「ドラゴンプロジェクト」です。こちらのアプリも特に違和感を感じる事なく楽しめました。
最後に、youtubeアプリとAmazon Videoで動画を楽しんでみましたが、こちらの方も音ズレする事もなく問題なく使えました。
今回試したのがiPhone6だけなのですが、試したアプリは全て問題なく使用できましたね。

充電関連のあれこれ

マイクロUSBケーブルで充電可能なリチウムイオン電池を搭載したQC35。充電時間が2.25時間でワイヤレスで20時間。有線で40時間も持つとかなりのパフォーマンスだ。
ノイズキャンセリング機能が付いた有線ヘッドホンであるQC25は単四電池1本で35時間持つので、予備の乾電池を用意すればもっと長時間の稼働もできるのに対して、QC35では充電池を交換する事ができないのでその点では劣ります。

QC35は、寝ている間に充電しすれば、一日中持ちますし、乾電池を常備する煩わしさを考えると、私は充電式の方がありがたいです。ただし、充電用のケーブルは0.3mとかなり短いので、その点を改善すればいう事なしですね。

 

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