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初心者の為のイヤホン選び入門

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現在販売されているイヤホンの数ってご存知ですか?amazonで取り扱っている商品だけで、約13,000種類、ヘッドホンも合わせると約17,000種類にのぼります。実はイヤホンって様々な種類があるんです。

中には40万円以上する高額なものから、耳に付けずにコメカミに装着する骨伝導タイプ、はたまたオーダーメードの特注品まで。

そんな大量で種類豊富なイヤホンの中から、あなたにぴったりのイヤホンを探すには、最低限の知識が必要です。
間違ったイヤホンを買ってしまって全く性能を活かせない、なんて事にもなりかねません。以下を読んでしっかり勉強しましょう。

イヤホンの形状を知る

カナル型

カナル型は現在の主流の形状で、耳栓の様にイヤホンを耳の中に押し込んで装着します。この為、遮音性が高く音漏れもしにくくなってます。

良いところ
遮音性が高い・音漏れがしにくい

悪いところ
イヤチップが合わないと疲れやすくなる・周りの音が聞こえない事もある。

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インナーイヤー型

インナーイヤー型インナーイヤー型は、昔ながらの形状で、ポータブルプレーヤーに付属されていたりします。カナル型に比べると疲労感も少なく、開放感のある音も魅力的で未だに根強い人気があります。
良いところ
遮音性が高い・音漏れがしにくい
悪いところ
遮音性が低く周りの音が気になる時もある。・音漏れがしやすく電車内では注意が必要。

 

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骨伝導型

骨伝導型のイヤホンは直接耳に装着せず、コメカミ等に装着するタイプです。直接耳を塞ぐ事がないので周囲の音も聞こえますし、疲れにくいのが特徴です。
良いところ
周囲の音が聞こえるのでジョギング等に最適。・長時間使用しても疲れにくい。
悪いところ
未だに認知度が低いので珍しがられる。・周囲の音が気になる。

 

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スペック表から選ぶ

イヤホンのスペックは出力音圧レベル、再生周波数帯や最大入力など多岐にわたります。それらの中で特に注目したいのが電気抵抗を表す「インピーダンス」と能率を表す「音圧感度」そして、音域を表す「再生周波数帯域」です。

インピーダンスと音圧感度の関係

インピーダンスと音圧感度は相関関係にあります。

iPhoneやAndroidなどの端末では、内臓された小型のアンプから出力されるので、専用のオーディオ機器と比べると低出力になってしまいます。
そのため、出力が弱いので音圧感度が低くインピーダンスが高いイヤホンは音量が小さくなったり音量が安定しない等、イヤホンの能力を活かせなくなります。(最悪音が鳴らない事も・・・。)

Ω インピーダンス

イヤホンの持つ電気抵抗を指しています。オームの法則で有名なΩで表します。
一般的にはインピーダンスが低いほど感度が良く、同じボリューム位置で再生した場合に音量が大きくなります。

db 音圧感度

1mWの音を入力した時の1kHzの再生音の強さを指します。騒音などを表す時に使用するdbと同じです。
音量が同じでも、音圧感度が高いほど大音量を得る事が出来ます。

Hz 再生周波数帯

低音から高音までの音域を、だれだけ広く再生できるかを指しています。
スペック表では、6 ~ 24,000Hzの様に記載されており、高級なイヤホンの方が、この幅が広い場合が多いです。この数字だけでは音質は決まりませんが、広い方が良いです。

まとめ

iPhoneやAndroidなどの、低出力なオーディオを使用する時には、音圧感度が高く、インピーダンスが低いイヤホンを使用する。

専用オーディオの場合は、音圧感度が低く、インピーダンスが高いイヤホンを使用する。

理想を言えば、出力インピーダンスと入力インピーダンスを一致させる。
iphoneの場合は、出力インピーダンスが32Ωに設定されているので、入力インピーダンスが32Ωの商品を選ぶと理想的ですね。

駆動形式(ドライバーユニット)

ダイナミック型

ダイナミック型とは、コイルに流した音声電流とマグネットの磁界によって、振動板を動かす事によって音を出す方式です。従来のスピーカーと同じ構造です。

低価格帯のイヤホンのほとんどがダイナミック型のドライバを搭載しています。
ダイナミック型の特徴として、低音の再生が得意で、ハイパワーが挙げられます。

バランスド・アーマチュア型(BA型)

もともと補聴器として使われていたユニットをオーディオ用に改良したもので、振動板を小さなピンで振動させて音を出す方式です。小型化しやすい為、複数搭載するモデルも登場している。

高価格帯のイヤホンでは、BA型が採用される事が多いです。
BA型の特徴として、省電力で軽量で、そして高音域の再現力が高い事が挙げられます。

まとめ

低音はダイナミック型、高音中音はBA型が得意。

値段はメーカーによって違いはあるが、ダイナミック型の方が安い傾向があります。
ちなみに、現在ではダイナミック型のBA型のハイブリットな機種も発売されているので、余裕がある型は1度試してみるのも良いですよ。

その他機能

ワイヤレス

ワイヤレスイヤホンはBluetoothのものが主流です。ワイヤレスはカバンの中でごちゃごちゃになったりする煩わしさがなくなったり、通学・通勤の電車内でもケーブルが引っかかる事がないのが魅力で売り上げは年々増えています。

その反面、音質を考えると有線の方が、圧倒的に良いのが現状です。
ただし、マイクが付いた片耳タイプのイヤホンで通話したり、スポーツ時など音質がさほど気にならない状況ではワイヤレスイヤホンを選んでみるのも良いでしょう。ちなみに筆者も、通話時にはマイクの付いた片耳タイプのワイヤレスイヤホンを使用しています。

ノイズキャンセリング

通勤時や通学時の電車内など、雑音が気になる場所で力を発揮する。

そもそもノイズキャンセリングとは、マイクで聴き取った雑音を打ち消す、逆位相の音波を発生させることで、ノイズを低減する機能です。これにより、ざわついた場所でも音楽への没入感が高まります。

 

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